りんごを潰すには何キロの握力が必要なのか

握力全般ネタ

こんにちは、いおです。

私は自宅オンリーで筋トレを始めて今年で早8年が経ちました。
そのおかげで普通の人よりかは体格も良い方ですし、筋トレする以前と比べると腕力もかなり強くなったと思います。

ある程度トレーニングを続けて腕力がついてくると、次第に色んな力芸を試してみたくなっちゃうものですよね。僕も握力を鍛え始めた頃は「握力が強い=りんごが潰せる」という漠然とした方程式が出来上がってました。

そんな握力や腕力の強さを表現する代名詞とも言える「りんご潰し」ですが、実際には握力がどれくらいあれば可能なのでしょうか。今回はりんごを楽に潰すためのコツや、潰す力を鍛えるトレーニングなどを交えて説明していきます。

りんごを潰すためには最低70kgの握力は必要

初めてりんご潰しに挑戦した時の動画

やはり「りんご潰し 握力」や「りんご潰す コツ」などで検索されている人は結構いるらしく、りんご潰し関連ワードでヒットする検索上位の記事は数十万アクセスが記録されているほどの人気ぶりです。

ただ、この記事を作成するにあたってりんご潰しに関する記事をいくつか拝見すると、割と間違った情報が多く「記事を書いている本人はりんごを潰せるのか」という疑問だけが残る記事もありました。

この記事では握力を鍛えている筆者が実際に初めてりんごを潰せた時の経験を元に結論を述べますが、最低でも握力70kgは無いとりんごを潰すのは難しいかなという印象です。上記の動画を撮影した時の握力も大体70kg前後でした。

りんご潰しの難易度は自分の手の大きさによって決まる

例えばソフトボールとピンポン球が同じ素材、同じ硬さだったとしたら、どちらが潰しやすそうですか?
なんとなく握りやすいピンポン球の方が潰しやすそうですよね。

その考え方と同様で、りんご潰しの難易度は自分の手の大きさに依存します。
自分の手の大きさに対してりんごが大きければ大きいほど潰す難易度は高くなりますし、りんごが小さければ難易度は下がります。

ちなみに、日本人の成人男性の手のサイズは平均18.5cm(人差し指の先から手首のシワまで)ほどらしいです。

りんごは赤く熟していて、かつ手にフィットするサイズを選ぼう

上記でお話したように、りんご潰しの難易度は手の大きさが大きく関係してきますが、りんごの品種や鮮度による硬さの違いも勿論関わってきます。

りんごも当然ナマモノなので鮮度が落ちれば柔らかくなります。鮮度が良くまだ青っぽいりんごはめちゃめちゃ硬いので、潰すために買うのであれば赤く熟した自分の手にフィットするりんごを選びましょう。

また、りんごは品種によって味だけでなく、硬さにも差がありますのでそのあたりも注意して購入してみてください。※軽くにぎにぎするくらいなら良いですが、お店で痕が付くくらい強く握るのはやめましょう。

りんごを潰すためのコツ

りんご選びのポイントがわかったところでコツに入ります。握るときは以下のことを意識してください。

  • 滑らないように表面を軽く吹き上げる
  • りんごに指を立てて握り込む

「握る」という動作において滑りは大敵です。チョークを使えれば良いですが、食べ物に使うのは倫理的にアウトな気がするのでりんごの表面をタオルなどで拭いて握った時に滑らないようにしておきます。

そして指先を立てるように握ります。薪割り方式です。物体に対して設置面が小さいほどよくめり込みます。
あんまり指を食い込ませるようにしちゃうと「りんご潰し」というより「りんご割り」のような気がしてきますが、指を立ててりんご潰しができたら、今度は指を寝かせて挑戦…というように徐々に難易度を上げてチャレンジすると良いかもしれません。

【攻略のキーはピンチ力】モノを潰す力を効果的に鍛えるトレーニング

握力は大きく分けて以下の3つに分類されます。

  • クラッシュ力
  • ピンチ力
  • ホールド力

りんごなどの物体を潰すためには、握力計の数値で測れる「クラッシュ力」に加え、指先の力でモノを捉える「ピンチ力」が重要になってきます。

ピンチ力の強化

物をつまむ力であるピンチ力を鍛えるには「ブロックウエイト」の使用が一番効率が良いと感じます。

ブロックウエイトとは簡単に言うと掴む力を専門に鍛えるための重い石です。
使い方は超簡単。指先で摘んで持ち上げるだけです。

持ち上げては落とし、持ち上げては落とし、、、
世は単純な動作ほど奥深くなるものです。
その繰り返しの先に答えがあります。

出回っているブロックウエイトの中でも言わずもがな界隈で圧倒的な人気を博しているのが伊藤鉉鋳工所さんのブロックウエイトかなと思います。

完全に国内で生産、経年で難易度が変わらない防錆加工が施されてた高品質でありながら控えめな価格設定が人気の理由です。

製品は現在、5LBS刻みで30LBS〜60LBSの重さが展開されており、計7種類のラインナップとなっています。

僕も35LBSと40LBSのものを所有していますが、初めは指の力で持ち上げる動作に慣れていないのでかなり重く感じます。初心者の方はまずは30LBSか35LBSからスタートして徐々に鍛錬していくと良いかと思います。

中でも50LBSはルールに則って持ち上げることで認定証を貰えるメーカーによる認定制度もあります。
認定制度の詳細ページ:http://hard-style.jp/index2.html#!/page_Portfolio

クラッシュ力の強化

クラッシュ力の強化にはハンドグリッパーを使ったトレーニングが最適です。
グリッパートレーニングでりんごを潰すためのベースの力を鍛えましょう。

グリッパーを使った握力トレーニングの方法については以下の記事を参考にしてみてください。

今回のお題である「りんごを潰すには握力が何キロ必要なのか」という問いに対しては、摘む力を握力計のように数値化することは難しいためクラッシュ力の数値で進めざるを得ませんでしたが、りんご潰し攻略にはクラッシュ力だけでなく摘む力=ピンチ力の強化がマストです。

是非、今回ご紹介したポイントを抑えてりんご潰しにチャレンジしてみてください。

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